実際就職活動はとても不条理なゲームだ。努力を行ったところでスコアが上がる程度はおそらく知れているし、元々そのゲームのスコア自体がほとんど運に任されている。実際に就職活動を終えた人の声を聞いてみたらいい。あれはほとんど運だった、とみんな口を揃えて言うはずだ。一部にとんでもないハイスコアを残す人がいるだろう。でもおそらくそういった人は、トップクラスの学歴だったり、帰国子女だったり、体育会で実績を残していたりなどなど、可視化されたわかりやすいシグナルがあるに過ぎない。そういったものを持たないほとんどの人達にとって、やはりこのゲームは運にまかせることになる。・学歴
就職活動で大事なこと
・帰国子女
・体育会
・留学経験
・ボランティア
・コミュ力
決定打と多くの人が考えているものは、実は決定打じゃないんですね。その証拠に、決定打があるのに、就職先が決まらないとかいう例は、ゴロゴロ転がっています。
そういう状況をみて、「運」という要素を持ち出してくるのですが、「運」というのは厳密にいうと、「縁」みたいなもので、理由は不明だけど、縁があったんだねという状況ですね。
しかし勘違いして、数撃てば当たる戦略を展開すると、玉砕する可能性が高いと思います。まったくの「運」まかせは、ノーガード戦法です。
不条理なゲームにも、ルールがある
恋愛とかに置き換えてみればよくわかるかと思う。減点されないだけでは、決定を促せないんですね。決定に促す要素をよく考えてみてください。実際には、その要素というのは、誠実そうだとか、まじめそうだとか、そういう要素であることも多いはずなんですね。特別な何かがあるわけでないんです。
こちらがこれはアピールポイントだと思っていても、相手の好みに合わなければ評価されないというのも同じです。また、条件的には申し分ないんだけど、ちょっとフィーリングが合わないからダメというのも似たようなものです。
就活は、恋愛でなくて婚活です。魅力的なだけでは受け入れられないんです。恋愛するのにはよい相手だけど、結婚するのにはちょっとという部分をよく考えてみることです。
また、「~そう」という部分も重要です。実際にそうであるかは別で、そう見えるというのが重要なんですね。だから見た目(服装、しぐさ、言葉遣い)などが大事なわけです。
ギリギリ、合格するためには?という発想で考える
満点合格を狙うからこそ、学歴とか留学経験とかが思い浮かぶわけで、ギリギリ合格すればOKだと考えるんです。相手が不安に感じても、少し難ありだなと感じても、面接官がそれでもOKとしようと思ってくれればよいわけですね。
年寄り受けする人は、合格しやすい
決定権がある人の年齢によりますが、年より受けする人は合格しやすいでしょう。一般に、素直さがあるとか、色に染まってないとかそういう感じに見える人たちですね。素材がよければ、教育すればある程度使えることをよく知ってますから、そういう素材の良さを評価するわけです。
平凡で、特別な能力でないものでも、決定打(切り札)になる
就職活動をする学生は、評価基準がよくわからないという部分があります。たぶん、説明されても理解できなて、なぜか社会人を2,3年するとわかってしまうというしろものです。「なんでも頑張ります」という路線の人のほうが、なぜか採用につながりやすいということもあります。実際には、そういう人の多くは、仕事ができないタイプなことが多いんだけど、面接官も人間なので、そういうのに流されやすいようです。
実は、決定打は平凡なものなので、多くの学生は持っているんですね。でもそれを重要だとは思わないために、イケメン度や資産・年収自慢してしまうんです。
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