「公務員になりたいのは、なぜ?」
「地域の人たちに貢献したいからです。」
「地域の人に貢献というと、具体的にはどういうことをしたいの?」
「・・・市役所の窓口で、住民の相談に乗ったりとか・・・」
「ヨドバシカメラの店でお客様の相談に乗るのはアルバイトの延長にすぎないと思うのに、市役所で住民の相談に乗るのはやりがいがあると思うんだね。それはどうして?」
「・・・いや、その・・・民間とは違う、というか・・・」
ああ、やっぱり。「安定」「楽そう」公務員志望シンドロームだ。
その発想が悪いとは言わない。
しかし、それだけでは信念を持って公務員を目指している人たちとの選考で勝ち残るのは難しい。
また、仮に公務員になれたとしても、決して幸せにはなれない。
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一見マトモそうなことでも、「仮に公務員になれたとしても、決して幸せにはなれない」みたいな「呪い」の言葉が入っているものは、話半分に聞いて置いたほうがよい。
人生理不尽なもので、そういういい加減な気持ちで公務員になっても、幸せになってる人たちはたくさんいるわけです。
そもそもですね、働いて20年たっても、昔と変わらない人なんて誰もいないんだし・・・。その間にも、人は成長するだろうし、また価値観も変わっていくんですよ。
同じ仕事でも、条件が違うとやはり違う
まず、同じつまらない仕事でも、マトモな大手企業でやるのと、零細企業でやるのとでは、条件が違うんですね。つまらないことに耐えれるメリットというのが、違うわけです。だって、いつ首になるかもわからないところで、アルバイトの延長みたいなことをしているのと、そうでないのとでは全然違うのは明らかでしょう。
もちろん、人によってなにをメリットと感じられて、耐えれるかは違いますが、でも、何らかのメリットがないと忍耐って続かないんですね。未来や将来に希望を持てないところで、忍耐をもてというのはかなり無理があります。
本音と建て前
幸せになりやすい人は、実は本音と建前をうまく使い分けている場合が多いわけです。多くの人がそうです。キレイごとは、心を動かしやすいですが、現実は逆にそんなに甘くないわけです。きれいごとを信じることのほうが、実は厳しいわけです。
どっちかというと、キレイごとを信じすぎると不幸になります。
プロは、気持ちさえも関係なく、仕事ができる
・お客さんのために・地域の人のために
とかそういう気持ちがなくても、プロはその気持ちがあるかのように、仕事をこなせるわけです。
医者が患者さんのためにとかいう気持ちを一生持ち続けて仕事をしてるか?といえば、どうでしょうか?
でも、そういう気持ちがなくても、プロの仕事をしてるわけです。
また、患者さんのためにといっても、採算の合わないことはできないし、また自身が過労死するまでは奉仕できないわけです。それが現実であります。
やりがいがある仕事が幸せにつながることもあるが、やりがいのない仕事が幸せにつながることもあります。
幸せっていろんな複合条件で成立するわけですかr、1つの価値観に傾倒した評価だけで、何かがわかるわけではないわけです。
やりがいがないが、定時に上がれて、給料もそこそこ高いとかなら、不幸でしょうか?
人生うまくいかないと、キレイごとにはまる人もいるけど・・・
多くの場合は、勘違いしか生まない。就活に失敗しても成功しても、なんか勘違いする人たちが多いんですね。でも、社会人になって2,3年したら、そういう勘違いも大体修正されるんですが、修正されない人たちもいます。
しかし、相談を終え退職届を提出して去っていく時の彼は、それまでと違って後ろ向きな逃避ではない、前を向いて一歩踏み出そうとする者の顔をしていた。
株式会社ヨドバシカメラ の人事ブログ:新入社員が退職した。(後編)| 【就活ならリクナビ2015】新卒・既卒の就職活動・採用情報サイト
後ろ向きかとか、前向きかとか、逃げか挑戦かなんて関係なくて、
たとえ、前向きであっても、現実が目に見えてないと不幸になる確率があがるということを軽視してはダメだと思います。
キレイごとに心動かされて、現実が目に見えなければ、どうなるか?です。
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