環境の差はあるのは事実
・大企業 = 家庭教師を雇えるような裕福な家庭・ベンチャー = 学費を払えないような貧乏な家庭
ベンチャーの定義が意外とあいまいなんですが、基本はこんな感じだと思います。
ベンチャーのほうが、自身を成長させられる可能性が高いみたいな売り文句で求人するところも多いですが、冷静に考えてみましょう。
ハングリーな精神だけで、頑張るという意欲だけで、根性があるというだけで、成長できるかというとどうでしょうか?
貧乏上りは打たれ強いが、金持ちの2世は弱い
まあ、そういう傾向があるのは事実だけど、だから?という部分をちゃんと見ましょう。ベンチャー上がりの人は、海千山千の人が多いわけですが、それは、ひとえに環境が劣悪だからという部分があると個人的には思います。劣悪な環境で、その環境に押しつぶされて不幸になっている人も多数いるとしたら、どうでしょうか?
そもそも、成長というのが何を指すのかが不明なところなんですね。
日本の転職では、前職よりも大きな企業に行くのは難しい
海外の事例を参考にしても意味がないことも多いのではないでしょうか?もちろん、日本だけでなくて海外も視野に向けてという人は別ですが、多くの人はそうでないでしょう。その証拠に、日本国内で求人を探しているのだから。
一般的に、日本の転職では、前職よりも大きな企業に行くのは難しいです。難しいからこそ、こういう零細企業から、大手企業に行きましたという事例が、転職サイトなどで掲載されてるんですね。
事例というのは宣伝であって、それが一般的なのかどうかが別なんですね。
手に職の専門学校のほうが、Fランの大学よりも成長できる
実際にはしりませんが、まあ、こういう感じの思想ですね。でも実際は、大卒と専門学校卒では、初任給も扱いも違うのが事実で、また2年3年の専門学校での勉強で、どの程度社会に通用する「手に職」が身についたかというのもよく考えるべきなんですね。
それは、大卒が、就職して2年程度で余裕で手に入れるものかもしれないってことです。
「Fラン」とついてますが、ついていてもいなくてもあまり変わりません。
自身の論理を肯定したい場合は、大学と言いながら無意識にFランとついていたりするので、そういう心理のほうこそ注意すべきところだと思います。
本当のお得な情報は、表に出てこない
ベンチャー企業はこんなにいいところだと宣伝する人たちが多い割には、大企業はこんなに恵まれていると宣伝する人たちが意外と少ないのに気づくでしょう。それはなぜか?ってことです。それを単純に、大企業が、自由度がなくて息苦しくいところだからと理解するのは、はっきり言って、騙されやすい体質だと思います。
結局は、自分次第!?
違います。「家庭教師を雇えるような裕福な家庭」のほうが有利です。
ただ、その環境をどう使えるか、その環境に浸っても努力できるか?ってことですね。
「学費を払えないような貧乏な家」が有利なのは、必死に勉強しないともしかして貧乏から抜け出せないかもしれないという現実だけです。
そうです、ベンチャーというところが、必死に仕事しないと生きていけないところだと思ったほうがよいわけです。その副作用で、たまに、成長できる人がいるというだけのはなしかも・・・。
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