間違って、ブラックな会社に入ってしまった場合の話

ブラックな企業

本当にブラックな企業に多いのは、入社1日目でやめていく人たちです。まあ、マトモな人は、1日目に逆にやめていくんですよ。
入るまで分からなかったのか?と不思議に思うでしょうが、本当にブラックな企業は、入社後に条件を平気で変えてくるんです。


これって犯罪じゃないの?とかそんなの通用しないんです。
ブラックというのは、法律も世の中の常識も通用しないということです。
良い求人とやばい求人の見分け方 | ただの通りすがり

追伸
別に今となっては全く特定されても困らないし、そもそもこの告発的な日記も事実しか含まれていないので会社情報を追記。
定期通販に特価したショッピングカートのシステムをRuby on Railsで作っている会社です。
サプリメントとか、注文したら1ヶ月に1回届くよみたいなシステムを通販会社に提供してる会社。
採用時に雇用契約書を持ち出さない企業には注意しろ(普通はありえん

雇用契約があるかどうかを心配しないといけないなんて、普通では考えられないことが、日常的にあるのがブラックなところなんですね。

ブラックな企業 = ヤクザ

「ブラックな企業 = ヤクザ」と思った方がよいかと思う。

ヤクザを見分ける方法を知っていても
知らずに、ヤクザにかかわってしまって、絡まれたらどうすることもできないわけです。

警察呼べばよいとかいうのは、実際にヤクザに絡まれたことがない人たちも脳内での対策であって、多くの場合は有効に機能しないんですね。

ヤクザには、常識も法律も通用しないんです。
だから、ヤクザなんです。

ただ、ルールみたいなものはあるわけです。
殺すと脅されても、300万円ぐらいなら殺さないだろうとかそういう微妙なルールなんですね。
損得みたいな原理が、行動原理にあるわけです。

じゃぁ、本当に殺されないのか?といえば、そうとも限らないと思うところが普通の人たちで、そういう部分をも見透かして脅してくるのが、ヤクザなんですよ。

日頃は一般人にみえるヤクザもいるわけで、
入るまでは、ブラック企業だと分からないという会社もあるわけです。

事前調べがたりないといえばそれまでですが、そんなことは入社した後に言われても無意味です。
それは次回の転職時に有効な話であって、入社後に役に立つ話ではありません。

ブラックな企業に入ってしまったら

理想は、1日も早くにげること

最善の方法は、おかしいなと思った時点で、逃げることなんですね。
次の就職先が決まってからと思っていたら、意外と痛手をおったりします。

そういうのも含めて想定済みで、また足元を見るのにたけてるんですよ。

タイムカードがない、残業代が出ない

この手の物は、事実上、辞めてからしか請求できないので、残業しないというのが一番だけど、そんなの実践できるわけないんですね。

次にできることは、勤務記録をつけるということです。

会社のメールがあるのなら、メールを使うのがイイかなぁと思います。
会社のメールから、個人のメールに、出勤時と退社時に送っておけば立派な記録になります。

記録もしてなくてあとからそういうのが欲しいとなったら、
windowsのイベントログとかそういう記録をあつめてもイイかもしれない。
PC起動時と終了時に、それっぽいログが残るはずなので、状況証拠になる。

今はどうか知らんが、フレックス制でもないのに、タイムカード無し。
つまりは休んだら減給するけど、残業代は支払わないというスタイル。
中小企業にはありがちなのかもしれないね。
採用時に雇用契約書を持ち出さない企業には注意しろ(普通はありえん

タイムカードはあるけど、残業代は払わないというスタイルのところもある。
よく理解できないことは、多々あるので、マトモな神経で考えると、罠にはまりやすい。

入社後に、労働条件をかえてくる

入社してしまえば、ほかのところにはいけないという部分を利用して条件をかえてくる。
不利な条件を提示されて、ほかの内定を断らなかったら良かったという思いとがあって、冷静な判断をさせないようにするとかもある。

社会人経験がないのを利用して、これが普通だからという感じで不利な条件を提示してくる

サービス残業は当たり前だとか
教育にこれだけコストかけてるんだからxxxxxだとか
試用期間中は、「社保」がないのが普通だとか

その会社の普通が、世の中の普通にすり替えてくることも多い。
ネットで検索すれば分かる場合もあるが、グレーなものも多いのでよくわからない。

結局ブラックかどうかは、自身で決めるしかないんですな。

辞めるというと態度が豹変する

ボーナスを払わない、大幅に減額する

ボーナスがあるところは、ボーナスもらってから、やめたいというべき。
就業規則などに、ボーナスの規定がないのなら特にそうすべき。

ボーナスが、過去の実績分と将来に対する期待分があるという話で、大幅に減額される恐れがあるから。
就業規則に規定があっても、いろいろ理由をつけて減額することは可能なので、ブラックな企業ではそんなのは何の補償にもならない。

まあ、ブラックでなくても、辞めていく人の評価は最低限にすることが多いので損する場合がほとんど。

残りの給料をいろいろ理由をつけて、払わない

理由をつけて払わないとか
要求しても永遠と支払わないとかいろいろ。

面談での言葉は下記のような感じ。
・お前の事は「個人事業主(フリーランス)」として雇っていたから。
・個人事業主だから、当然成果報酬で賃金を支払う。
・5月・6月にやった案件1つ1つに対する、社内の見積もり額に対して50%の報酬を支払う。
・4月は何も報酬の発生する仕事してないよな?だから4月の給与として支払った18万は、これから支払う分から-18万して返してもらう。
とのこと。
採用時に雇用契約書を持ち出さない企業には注意しろ(普通はありえん

社員として雇われたはずなのに、委託契約だという話にしてしまうとか・・・。

基本は、お金を払いたくないということは共通している。

労働者に向かって、訴えるとか言いだす

辞めるといいだしたら、そういうことをいうところは意外と多い。
担当している仕事を終わらせるまで、辞めさせないとかそういうことも平気でいう。

実際は、仕事を投げ出しても辞めてもイイのが、労働者。

物の持ち出しができなくなる

たぶん嫌がらせのたぐいだけど・・・。、

今まで使っていたPCに一切触らせないとかそういう感じのこと。
勤務記録をEXCELで個人的に記録してたとしても、そのデータを持ち帰れないということになる。

辞めると言いだす前に、持ち帰りたいものは事前に持ち帰っておかないとダメなのかも。

不利な誓約書を書かせる

誓約書を書かなければ辞めさせないというのは違法。
こういう誓約書を書かなくても、法律で禁止されていることは出来ないので、労働者はそんなものを書く必要はない。

まあ、心証よく辞められるというだけの話であって、
ホワイト企業に勤めていたら、そういうのを拒否しても普通に辞めさせてくれます。

ただ、誓約書に近い感じで、
こういう法律でこういう事が禁止されていますみたいなものをくれると思います。

会社としては、誓約書を書かせたほうが問題が起こった時に、コスト安く対応できるので書かせたいという意向があるのだとは思います。裁判になったとしても、誓約書があるほうが断然ことが早くなります。

ただ、誓約書の方が条件厳しく書かれていることが多いので、サインしてもしなくても同じということはありません。

ブラック企業の場合の誓約書は、普通では考えられないかもしれないので、読んで少しでもおかしいと思ったらサインすることはないと思う。そもそも、サインすら、お願い事項であった、強制ではないのだから。

参考:やってもいないことで始末書を書く必要はない | ただの通りすがり

本当にかかわらないほうが、良い場合もある

んで先に挙げた賃金、対応については、
労働基準監督署にかけこもうかと思ったのだが、
揉めるとめんどくさい事してきそうだったのと、
そういう事をする気力も削がれるくらいに萎えていたのでしなかった。
本当はしたほうが良かっただろうね。
(ただあのクソandクソな社長じゃ、金の支払いは渋って支払われなかったと思うけど)
採用時に雇用契約書を持ち出さない企業には注意しろ(普通はありえん

金を払う気がない人は、意地でも押し通す傾向にあるので・・・。
取り立て屋を雇って、折半するとかそれぐらいしないと回収も厳しいと思うが、
普通の人が取り立て屋をつかうとかは、ダークサイドに陥るもとだからやらないほうがよいかもとは思うけどね。

ブラックな人に勝てるのは、ブラックな人だけかも。

企業側が、体面を気にするとかそういうのがない限り、労働基準監督署とかは役に立たないことも多い。

2つめのポイントも、これと密接な関係があるが、労基署には「違法行為の証拠を持って垂れ込もう」ということだ。違法行為が確認できる資料もないままに臨検(立ち入り調査)すれば、立ち入った会社から「事業活動が阻害された」などと批判を浴びるおそれもある。
全文表示 | 労働基準監督署にうまく動いてもらうための3つのポイント : J-CAST会社ウォッチ

調査がはいっても、改善されないことも多い。
ただ、株式公開を目指しているとか、企業側が足元見られる状態だと、垂れ込むのはかなり有効。

ブラック企業に勤めている子供の親が、労働基準監督署に通報?するとかはよくあるけど
それで調査がはいっても、相変わらず変わらないとかいうのは知っている限りでは意外とある。

ブラックな企業は、しぶとくつぶれない

つぶれないだけならまだしも、
大きくなっていく事例もあって、困ったもんだとなる。

15年ぐらいでつぶれるところも多いけど、でもそれって会社の平均寿命?とかと同じなのでなんの慰めにもならない。

ブラック企業に勤めて、辞めた人は、
その事実がなかなか過去のものにならず、引きづってしまうことが多い気がするが、
なかなかつぶれないので、忘れたほうがよいと思う。

泣き寝入りしろってことですか?といえばそうなるかも。
そういう会社だから、ブラックなんですよ。

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